ダシを変えてちょっと贅沢な家庭料理を

和風料理を作るときにいつも困っていたのがダシです。煮物を始め、味噌汁など毎日の料理には必ずダシが必要ですが、市販されている粉末顆粒タイプのダシでは味も画一的だし、料理の腕が悪いのか食材にほどよくダシが染み込むという事もないし、また、いつもいつも同じ味では飽きが来ます。そんなときに表参道の小顔矯正に通う妹から「これイイよ」と勧められたのが通販でも購入できる久原本家の「茅乃舎だし」。「あー、新聞広告でよく見るやつね」と一度試してみようと思い、通販で購入してみました。福岡に本社がある会社で、だしの原料には国産の真昆布、鰹節、うるめいわし、そして焼きあごが使用されています。8グラムのパックでこれを水から入れて沸騰して2~3分すればすぐにダシが出てくる手軽さです。私が住む関東では焼きあご(トビウオ)のダシは珍しいので最初はどんな味かと思いましたが、いろいろな素材の配合からか魚臭さなどが一切無い、とても上品で味わいのあるダシが取れました。400㏄に1パックが「基本だし」で味噌汁やおでん、うどん、茶わん蒸し向き、500㏄に2パックが「濃いだし」で煮物、そうめんのつけつゆなど濃い目の味になります。使ってみるとどんな日本料理にも確かに合い、料理屋でいただいているような、上品で良く味が染み込んだ味付けになります。しかし、味がどれも同じになる傾向があり、また、1パック当りの単価が60円強という事もあり、お客さんのもてなし料理用か、ちょっと贅沢な料理にしたいときにだけ用、と我が家では使い分けをしています。